第1講●2つの文章

文章には、大きく分けて2つのものがあります。

それは、「情報を伝える文章」と「自己表現の文章」です。

「情報を伝える文章」とは、新聞・雑誌の記事や、政府や会社の広報文、
会社の企画書や稟議書などのように、何らかの情報を他人に伝えるための
文章のことです。

「自己表現の文章」とは、小説やエッセイなどを言います。

この2つの文章は、求められるものも、上達するための方法も違います。

「情報を伝える文章」には、事実としての正確さや
論理的であるかどうかが求められますが、
「自己表現の文章」では、共感性や感情に訴えることが求められます。

私が雑誌記者として仕事をしている中で身に着けたのは、
当然ですが、「情報を伝える文章」でした。

雑誌記者は、締め切りまでの限られた時間内で、効率よく、
正確な文章を書く必要があります。

「情報を伝える文章」の第一の条件は、
情報が正確に伝えられているかどうかということです。
そのため、必ず媒体に従った「型」があり、
その「型」どおりに書くことが求められます。

新聞なら新聞記事の、雑誌なら雑誌記事の「型」があります。

つまり、「情報を伝える文章」を身につけるには、
「型」をマスターするところからはじまるのです。


 ☆次回はこの「型」について、実際の文章を使って説明します。
  





 


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Profile

高橋恵治(たかはし・けいじ)
70年、長野県生まれ。早稲田大学卒業。広告コピーからゴーストライティングまでこなす異色の元雑誌記者・編集者。09年、マスコミ勤務15年の歴史に終止符を打ち、書き手に転身。紙・Webなど媒体を問わず、反応のとれる文章に精通する文章のプロ。

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