第19講●実用以上、芸術未満

●実用以上、芸術未満

私たちが日常書いている文章には、どんなものがあるでしょう。
会社の報告書、レポート、説明書、連絡文などなど。
頻度が高いものは、ダントツにメールですよね。

このメルマガを書いている私は元雑誌記者、現役編集者なので、
言ってみれば「言葉のプロ」です。
しかし、プロである私でも、メールで失敗したことは何度もあります。

原稿をお願いしている著者の先生とのやりとりで、
誤解を招く表現をしてしまったり...。
著者の先生から速攻で電話がかかってきて、
「誤解です」と平謝りに謝ったことも。

常に気をつけていないといけないな、と思います。

しかし、一体、何をどう気をつけたらいいのでしょうか?


私たちが学校で学んできたのは、文学作品や評論です。
そして、就職してから学ぶのは、報告書や事務手紙の実用的な文章です。

メールの文章は、もちろん文学作品ではありませんが、
報告書のような実用オンリーの文章でもありません。

つまり、学校と会社で学ぶことの中間に位置するもの、
「実用以上、芸術未満」なのです。

この「実用以上、芸術未満」の文章を、
私たちは学ぶ機会をもっていません。
意識して学ぶことをしなければ、うまく書けなくて当然。
失敗して当然なのです。


「実用以上、芸術未満」の文章力をつけるために、
参考になる本があります。

『伝わる・揺さぶる!文章を書く』山田ズーニー著・PHP新書
 ⇒ http://tinyurl.com/2jzchu

この中の「引きの伝達術」を読んで、自分のメールの何が
悪かったのかが明白になりました。


文章修行には終着点はありません。
謙虚に学ぶ姿勢でいたいものですね。

  





 


コメントをどうぞ








Profile

高橋恵治(たかはし・けいじ)
70年、長野県生まれ。早稲田大学卒業。広告コピーからゴーストライティングまでこなす異色の元雑誌記者・編集者。09年、マスコミ勤務15年の歴史に終止符を打ち、書き手に転身。紙・Webなど媒体を問わず、反応のとれる文章に精通する文章のプロ。

カテゴリー
新着記事一覧
最近のコメント
Powered by
Movable Type 4.1