第28講●ライティング基本7か条 その7
本日は、ライティング基本7か条 その7の講義です。
いよいよ今日が最後の項目です。
まず、おさらいから始めます。
●ライティング基本7か条
ライティングの基本は、細かいところまで挙げていれば大変ですが、
これだけ守っていれば大丈夫というものがあります。
大体、この7つにまとめられます。
その1 結論から書こう
その2 流れを作ろう
その3 段落を作ろう
その4 読者がわかることから書こう
その5 主語を省略しない
その6 1文では1つのことだけを書こう
その7 あいまいな表現は避けよう
この基本7か条に気をつければ、文章を書くことに慣れていない人でも、
わかりやすい文章を書くことができます。
今日は、「その7 あいまいな表現は避けよう」です。
●基本7か条 その7 あいまいな表現は避けよう
「あいまいな表現を避ける」ということは、
誰が読んでも、同じように理解できる表現をすることです。
そのために気をつけることは、
文法では、
・句読点の位置
・修飾語の位置
内容では、
・肯定的な表現にする
・具体的な単語を使用する
これらのことが挙げられます。
まず、句読点の位置について見てみましょう。
手元にある封筒に書かれている文章を例にとります。
「お支払は支払期限内に便利な口座振替をご利用ください」
この文章、
「お支払は支払期限内に。便利な口座振替をご利用ください」
とすればわかりやすくなります。
また、2つの文章に分けられます。
「お支払は支払期限内に済ませましょう。」
「お支払には便利な口座振替をご利用ください。」
こう書けば、まず間違われることはないでしょう。
もちろん、最初の文でも内容は正しく理解できます。
よく目にする文章だからですね。ただ、
「お支払は支払期限内に便利な、口座振替をご利用ください」
とした場合、少し意味が変わってきます。
「お支払に便利」なのか、「便利な口座振替」なのか。
この場合は両方にかかっても問題ないですが、
場合によっては、あいまいな表現になってしまいます。
これは句読点だけでなく、
修飾語の位置にも関わってきています。
句読点は、誤解を生まないように打つこと。
修飾語は、必ず1つの名詞にかかるようにすること。
文法では、この2つの点に気をつけてください。
ちなみに、ネットで「句読点の打ち方」を検索すると、
ほとんどの人が感覚で打っているようです。
句読点の打ち方には、ルールがあります。
文法の本を読むと書いてあります。
ただ、編集者やライター、校正者といったプロでない限り、
そこまで学ぶ必要はないでしょう。
プロでも、完璧に身に着けている人は少ないですし、
誤解を生むような打ち方をしない限り、
自由に使っていいと思います。
さて、内容についての注意点です。
・肯定的な表現にする
「~しない」ではなく、「~する」と言い換えると、
すっきり、はっきりします。
・具体的な単語を使う
これは言葉の通り。
言い換えることによって読み手に配慮する場合もありますが、
そのような特別な場合以外は、具体的な単語を使いましょう。
基本7か条の講義は、以上で終わります。
この基本7か条を使って、あなたの文章をさらに
読みやすい文章へと、磨き上げてくださいね。
☆最後に、ここを読んでくださっているあなたへ。
文章を書くとき、
「これは文法的に間違っているんじゃないか」
「この言い回しで大丈夫だろうか」などと気にせず、
まずはあなたの好きなように書いてみてください。
「私は文章が下手だから...」と思ってブレーキをかけてしまうと、
あなたの中の良いものが、外に出る機会を失ってしまいます。
「どう書くか」より「何を書くか」のほうが大切です。
テクニックはその先にあるものです。
伝えたいことをストレートに読み手に伝える技術こそが、
ライティングテクニックです。
あなたは誰に、何を伝えたいですか?
それが、ライティングの始まりです。


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