ライティングテクニック 第34講●文字校正のキモ その1
少し前に「ヤフオク大全集」の校正を、
著者の加藤賢さんよりご依頼いただきました。
http://www.dzs.aucsellers.com/index.html
誤字脱字だらけだったら購入者さんの不満に繋がる...
ということで、私に依頼してくださったのです。
情報起業家さんの中でも、意識の高い方は、
自分の商材(商品)のクオリティUPのために
惜しみなくお金を使っています。
クオリティを上げることによる信用と、
リターンとをしっかりと意識されているのだと思います。
これからは、「素人だから」ということは言い訳には
ならなくなってくるように思います。
私は出版社に勤務していますが、
誤字脱字があると、購入者さんからクレームが来ます。
本は人間が作っているものなので、
誤字脱字は完全には避けられないのですが、
限りなく0に近づける義務があるのが、
文章のプロである編集者の、また出版社の責任です。
今日は、素人でもできる、校正のポイントについてお話します。
長くなってしまうので、5回ほどに分けて連載します。
●【文字校正のキモ】その1 用語・表記を統一する
雑誌・新聞などの媒体によって、
また、それぞれの編集部によって、
表記の決まり事があるのをご存じでしょうか。
それは、「用字用語(ようじようご)」と呼ばれ、
編集部内で、あるいは媒体によって統一するのが一般的です。
書店に行ってみると、『用字用語辞典』『用字用語集』などを
見つけることができます。
アマゾンで検索してみると、講談社校閲局による用語辞典や、
共同通信の『記者ハンドブック』などが見つかります。
これらは、日本語として「正しい」言い回しに加えて、
媒体による統一事項をまとめたものです。
たとえば、「子供」と「子ども」、「何故」と「なぜ」
「例えば」と「たとえば」などの表記をどちらかに統一するのです。
私の勤務先では、本によって「統一事項」を書いた紙があり、
改訂の際など、他の担当者が見てすぐわかるようにしてあります。
書籍の場合は、この「統一事項表」を作らない場合もあるのですが、
雑誌の場合は、必ず作ってあるはずです。
複数の記者が書く雑誌は、表記がばらばらになってしまうと、
一冊の雑誌としてのまとまりがなくなってしまうからです。
書店で雑誌を手にとることがあったら、ちょっと気にして見てください。
おそらく、「行なう」「行う」などが統一されているはずです。
また、あなたが文章を書くときは、
ひとつの表記に統一するようにしましょう。
そうすることで、かなりすっきりした印象になりますし、
上手な文章に見えるようになります。
統一したほうが良い単語を、いくつか参考に挙げてみると、
「所」「ところ」
「事」「こと」
「出来る」「できる」
「持つ」「もつ」
「是非」「ぜひ」
以上のような、漢字かひらがなか...というケースが多いです。
パソコンで文章を書いていると、漢字だらけになりがちです。
特に、上記の単語は、なるべく「開く」(=漢字をひらがなにする)
ようにすると、見た目スッキリ、読みやすい印象になります。
ぜひ試してみてくださいね。


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